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Cloud(クラウド)のきまぐれ日記
Cloud クラウドのブログ。日々の雑感・・・・・・・人,仕事,時事,金融,家族,ギャンブル,喜怒哀楽その他諸々。
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何度かこのブログでも麻生外相のことを取り上げました。
その際に「懐の深い」人ではないかという感想を述べたと思います。
 
麻生さんの「自由と繁栄の弧」を買ってから数週間が過ぎ、先日やっと読み始めましたが、なかなか奥が深いというか、難しいところもあります。まず、地図が必要です。あと、ASEANくらいなら分かりますが、GUAMとかいろいろな頭文字が出てきて、その都度立ち止まっております(苦笑)。
私は数度読み返さないといけないかもしれません。
 
麻生さんについては以前からの経緯もあり、いろいろ調べたりするのですが、同時期に出たもう一冊の著書「とてつもない日本」に関する動画を偶然に見ました。
これも興味深い!
 
また買わないといけません。誰か小遣いをください。(嘘)
 
それなら、「たばこをやめれば」という声が嫁から聞こえますが、禁煙は無理だと思います。(普段、皆様は深呼吸しますか?)そんなことをしたら、私は深呼吸する機会がなくなるのではないかと危惧します。最近は全くやっていない麻雀で「奥義:聴牌たばこバレバレ」が使えなくなりますし、「ロン」の声に対して、私はどのようにして心を落ち着かせればよいのでしょうか。
 
フロイトが、精神分析を注視し、自身の精神力動論を生み、その目的の程遠さに暗澹としたような感じでしょうか。ユングのいうシンクロニシティ現象にあるのかもしれません。知りませんが。
 
 
話を戻します。既にお読みになった方も多いと思いますが、その「とてつもない日本」の動画に使われているインドの話を一部引用します。(下は動画ではありませんが)
 
(引用始め)
平成十七(二〇〇五)年の暮れ、外務大臣としてインドを訪問する機会があった。首都ニューデリーに滞在中、できたばかりの地下鉄を視察したのだが、この時インドの方々からうかがった話が今でも忘れられない。
 この地下鉄視察が日程に組み込まれたのは、日本の政府開発援助(ODA)を使って建設されたものだからであった。私たちが訪ねた駅には日本とインドの大きな国旗が掲げられており、日本の援助で作られたということが大きな字で書いてあった。改札口にも大きな円グラフが表示され、「建設費の約七十パーセントが日本の援助である」と分かるように、青で色分けしてあった。その配慮に感激し、私は地下鉄公団の総裁に御礼の言葉を述べた。
 すると、逆にこんなふうな話をしながら、改めて感謝されたのである。

 ――自分は技術屋のトップだが、最初の現場説明の際、集合時間の八時少し前に行ったところ、日本から派遣された技術者はすでに全員作業服を着て並んでいた。我々インドの技術者は全員揃うのにそれから十分以上かかった。日本の技術者は誰一人文句も言わず、きちんと立っていた。自分が全員揃ったと報告すると、「八時集合ということは八時から作業ができるようにするのが当たり前だ」といわれた。
 悔しいので翌日七時四十五分に行ったら、日本人はもう全員揃っていた。以後このプロジェクトが終わるまで、日本人が常に言っていたのが「納期」という言葉だった。決められた工程通り終えられるよう、一日も遅れてはならないと徹底的に説明された。
 いつのまにか我々も「ノーキ」という言葉を使うようになった。これだけ大きなプロジェクトが予定より二か月半も早く完成した。もちろん、そんなことはインドで初めてのことだ。翌日からは、今度は運行担当の人がやってきた。彼らが手にしていたのはストップウォッチ。これで地下鉄を時間通りに運行するよう言われた。秒単位まで意識して運行するために、徹底して毎日訓練を受けた。その結果、現在インドの公共交通機関の中で、地下鉄だけが数分の誤差で運行されている。インドでは数時間遅れも日常茶飯事であり、数分の誤差で正確に動いているのは唯一この地下鉄だけである。これは凄いことだ。
 我々がこのプロジェクトを通じて日本から得たものは、資金援助や技術援助だけではない。むしろ最も影響を受けたのは、働くことについての価値観、労働の美徳だ。労働に関する自分たちの価値観が根底から覆された。日本の文化そのものが最大のプレゼントだった。今インドではこの地下鉄を「ベスト・アンバサダー(最高の大使)」と呼んでいる――。
(引用終わり)
 
昨日「分かりやすく伝える」ということについて書きましたが、上記も分かりやすいのではないでしょうか。
 
私的ではありますが、「中元に酒の肴に最適とろサーモン」という宣伝広告サイトがあり、「もふっ」とついクリックをしてしまった「自称:宴会課泥酔係、たてひとさん」の日記にも、ディズニーランドの話が書かれていましたが、こちらも非常に分かりやすく感銘を受けます。
 
ディズニーランドでは「どの程度まで掃除をするのか」「掃除が行き届いているというのはどんな状態か」を「朝一番、赤ちゃんのゲストが来て、どこを這っても良いようにしましょう」ということにより、現場の従業員がイメージとして理解できるようにしています。真偽の程は分かりませんが、ある従業員はトイレの便器にも名前を付けて、掃除中に「綺麗に洗ってあげるからな」と話しかけていたという話も聞いたことがあります。
 
こういったことは、仕事に対する態度としては尊敬すべきものだと思います。
以下の言葉にも通じるものでしょう。
 
働くことについての価値観、労働の美徳だ。労働に関する自分たちの価値観が根底から覆された。日本の文化そのものが最大のプレゼントだった。」
 
このインドの方の言葉は「日本の底力の裏付け」として非常に重いのです。

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