純愛成し遂げ天国へ 2007/05/30 (Wed)

ニュース、舞台やドラマにもなったのでご存知の方も多いと思います。

 

「純愛」成し遂げ蜂谷久子さん天国へ

http://www.nnn.co.jp/news/070528/20070528001.html

（引用始め）

旧ソ連に抑留され、一九九七年に半世紀を経て帰国した蜂谷弥三郎さん(89)の妻、久子さんが二十六日午後六時三十四分、虚血性心不全のため鳥取市内の
自宅で死去した。九十歳。

自宅は同市気高町勝見六四二ノ一〇。葬儀・告別式は二十八日正午から自宅で。喪主は弥三郎さん。

二人は一九四二年十一月に結婚。しかし、弥三郎さんは結婚後、旧ソ連兵にスパイ容疑で連行され、強制労働を強いられた。久子さんは夫の帰りを待ち続け、五十年余りの年月を経て再会。久子さんの半生はドラマにもなった。

久子さんは二十六日午後から急に悪寒を訴え、弥三郎さんが抱きしめながら体をあたためている時、腕の中で息を引き取ったという。

「『お父さんあたたかいね』の言葉が最後でした。やっと再会したと思ったら、また別れるなんて…。悲しくて心もとない。互いにいたわり合い、愛を感じる日々でした」。弥三郎さんは目に涙を浮かべ、いつも優しく振る舞ってくれた久子さんを思った。

長女の久美子さん(62)は気丈な母だったと振り返り、「（弥三郎さんが）帰ってきたのでここまで長生きできたのだろう。母は幸せ者です」と声を詰まらせていた。

（引用終わり）

 

クラウディアさんも哀悼の意　蜂谷久子さん葬儀

http://www.nnn.co.jp/news/070529/20070529004.html

（引用始め）

旧ソ連に抑留され、一九九七年に半世紀を経て帰国した蜂谷弥三郎さん(89)の妻、久子さん(90)の葬儀・告別式が二十八日、鳥取市気高町勝見の自宅で営ま
れた。多くの近隣住民や関係者らが参列。弥三郎さんを気丈に待ち続けた久子
さんとの別れを惜しんだ。

弥三郎さんが抑留生活のころ、現地で結婚し支えてくれていたロシア人のクラウディアさんや親しくしていた村の住民、蜂谷さん夫妻の物語が舞台化された際に久子さん役を演じた女優の高橋恵子さんなどから弔電も。「私たちもあなたと心を一つにして悲しんでいます」（クラウディアさん）など哀悼の意が寄せられた。

弥三郎さんは参列者を前に「連行される前、『（長女の）久美子を頼む』と言い残して別れて以後、私をいちずに待っていてくれた。（再会してから）十年の年月はあっという間に過ぎ去った。お互いにいたわりながら過ごせたと思う」と二人の日々を
振り返ってあいさつした。

（引用終わり）

 

 

昨日の私の日記とは違った、ましてや比較すべきものではありませんが、
素晴らしい女性達もいますね。私はその５０年すら生きていないので、時間の長さに気が遠くなるような感じがします。

戦争というものはなくなればいい。

それは誰もが思うことでありますが、戦争で亡くなられた人や、犠牲になった人々が忘れられてはいけないのです。

多くの名も知らない有志は、戦争を知らない世代の繁栄を願ってくれていたのだとも思います。だから、英霊を忘れるという愚行は決してしてはいけないのです。

英霊は日本人の誇りなのです。また当時の女性もそうですが、現在においても「大和撫子もたくさんいたのだ」という過去形にしてはいけません。

この記事を読み、再度、人の縁とはつくづく不思議なものだと感じました。

ささやかながらご縁を頂いているハゲリーマンさんのお祖母さんが先日お亡くなりになられました。残念ながらお会いした事はありません。一度、大阪護国神社で一日違いの接近はありましたが。

お祖母さんもまた大和撫子のような方であったと感じています。周りの人を敬うという気持ちが伝わってくる方でした。そういったものが、人間の本来あるべき理性だと思っています。無条件に最大の敬意を払うことのできる人だったのではないでしょうか。

愛する人は別れてさらに近くなります。

ご冥福をお祈りいたします。

ハゲリーマンさん、頑張ってください。ご自愛もお願いいたします。

 

私は思います。
繁栄を享受した世代が、絶対に怠惰であってはいけませんね。