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Cloud(クラウド)のきまぐれ日記
Cloud クラウドのブログ。日々の雑感・・・・・・・人,仕事,時事,金融,家族,ギャンブル,喜怒哀楽その他諸々。
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米のFOMCの発表により米株価急落。
 
金融の話題でもたまにはしてみようかと思いましたが、金融工学なんていうのは馴染み難い
と思いますので、今日は心理面からのお話。
 

「相場=ギャンブル」の一面もあります。
 

サブプライム問題で綻びが目立っていますが、単純に儲けようと思えば相場を張らないことです。

いろんな投資ファンドがありますが、純粋に相場を張って利益を上げているところも少ない感じがします。胴元になるかその情報の近くにいるか、機械的な作業とするか、力技を繰り出すか。
これが一番のような昨今の金融業界です。
 
□□関連は○○が強いと思わせることができれば、有利に戦えることはもちろん、ちょうちんがつけば楽になります。
資金力、情報力等に関してもコネがあれば有利ですね。
出来レースが開催されますから。

つまり、ギャンブルという要素を無くすという意味で捉えられてもいいかもしれません。
具体的なことはまたの機会にさせて頂くとしまして、一般の投資家の人はそうはいきませんので、
テクニカルやファンダメンタルズで判断することが殆どとなります。

あと、勘は大事です、本当に(笑)
 
 
 

人生にもいえることだと思うのですが、

フィフティーフィフティーが基本だと思っています。
 

ここに私は「普通」の偉大さを見ます。
 
 
 
 
今日、紹介したいのは、故・色川武大氏です。
阿佐田哲也といったほうが馴染みがあるかもしれませんね。
 
私も彼の著書は多く読みましたが、ご存じない方には、三島由紀夫が著書を激賞したことがある、
ムツゴロウさんの麻雀友達、ナルコレプシー(時間と場所に関わらず強い眠気の発作、睡眠麻痺、
自動症等の睡眠障害。最近ではリタリンの話題等でも出てきたと思います)だった人といえばいいで
しょうか。
 

麻雀をご存知の方は、ツバメ返しや2の2の天和をご存知だと思います。

これは金融業界でも近いことが行われているんですね。
 
 

一般人は「あんた、背中がすすけてるぜ・・」と哭きの竜のごとくタバコを左手で挟みながら打って
「チー」した後、仮にその牌を積もっていたことが判明しても、泣きの竜になってはいけません。
基本、メンタンピン狙いでいいと思います。
 
 
映画の「麻雀放浪記」も昔テレビで見て面白かった印象があります。
今の映画にはあまり見られないラストですね。

主人公:真田広之 ドサ健:鹿賀丈史 
上州虎:名古屋章  加賀まりこ 大竹しのぶ
今考えてもなかなか凄いキャストですね。
 
人生にも、投資にも、もちろんギャンブルにも当てはまると思う麻雀放浪記の一節を紹介します。
 
 
「普通の人は結果から考えるからな。勝てば官軍負ければ賊軍だ。だが実は、結果というやつは、単なる結果というだけのことなんだ。問題はプロセス。プロセスをきちっと管理して、いつどんな場合でもセオリーにのっとった動きをする。今日のお前の状況なら、本職のばくち打ちなら三流どころの奴だって、本能的に、最低十万は手が動くよ。それがフォームだ。ばくち打ちはそのフォームを身につけるために骨身をけずるんだ
 
「でも、それで、はずれることもあるね」
 
「ある。そこがばくちさ。さっき競艇場でいったろう。何をすれば当るという保証はない。だが、セオリーを身につけないかぎり、通算打率が悪くなる。ばくちは、強い者が勝つとは限らないが、しかし、通算して、弱い者は絶対に勝てない。
 
(中略)
 
「全勝はできないのか」
 
「普通はできない。それは理想だ。一生を通じて、災いに会わない者は居ないよ。そのかわり、全敗もない」
 
「さっきからいってるだろう。五分五分そこそこが本来だと
 
「勝てるということは、原点になることか」
 
「そうだよ。負けるというのも、本来は、原点になることのはずだ。勝ち進んで、ふっと県境を越してしまうと、今度はまるでバランスをとるように、ツキが離れてしまう。息を吸ったり、吐いたり、だな」
 
「なんだ、原点なのかね」
 
原点でいいじゃないか。それが生きるということだ。また、生きていくために、人は誰でも、しのいでいかなくてはならないから、ばくちをやろうとやるまいと、ツイたりツカなかったりしているんだ。」
 
ところが原点というやつが、ひととおりじゃなくて、千差万別、人間の数ほど種類があるんだ。若い頃は俺もな、物事は勝ちと負けがあると思っていたんだが、だんだんそれの実態が見えてくる。勝ちといったって、無限に近く形があるんだよ。早い話が、トップをとって勝ちだと思う奴も居る。べつの奴は、充分楽しめたからこれでいいと満足している。不ツキのわりに負けなかったなと喜んでいる奴も居る」
 
「そんなことないよ。勝たないで、何が嬉しいものか」
 
「客観的にいってもだ。その夜のことが原因で身体をこわす奴だっている。まァいろいろだよ。今の俺の実感でいえば、お前にエラーをさせたくない。人生は所詮、いいとこ原点だが、それ以下の人生はたくさんあるからな」
 
強いとか弱いとか、お前たちはいってるが、それは予選の考え方なんだ。ヒヨッ子同士なら、まァ強い弱いもあるだろうね。だがそうやって準々決勝、準決勝と進んでいくうちに、弱い奴なんか居なくなる。強いというのは特徴じゃない。かりにあるとすれば、現在のおねいちゃんのように、初日からたまたま勝ち放しの奴だ。だがこれは、どこまでも連勝はできない。これに勝のは、すぐにでなければ、そうむずかしくない。いつかは勝てる」
 
「勝負なしかね」
 
ああ。正確にいうと、負ける奴は居るが、勝つ奴が居ねえんだ。木刀を持って、ただにらみあってるんだ。いつまでも。それで、バランスを崩した方が負けさ。何が尺度になるかというと、時間だよ。時間稼ぎだ。そのうち、時間切れで、おのおの、トータルが出てしまう。刻一刻の状態でいえば残る奴は居るんだが、トータルの成績を比較すると、自分も相手も似たり寄ったりなんだ」
 
 
相手がいるという前提です。
 
上記の文章は私の考えに近いので紹介したのですが、
 
 
弱い奴なんか居なくなる。強いというのは特徴じゃない。
負ける奴は居るが、勝つ奴が居ねえんだ。
 
行間を読む必要があるかもしれませんね(笑)
 
 
 
>プロセスをきちっと管理して、いつどんな場合でもセオリーにのっとった動きをする。
 
フォームを身につけるために勉強があったり、作法や躾があったりするのだと思います。
バランスを崩したらいけないのです。
 


そして、尺度は時間というところにも納得します。
 
最近のニュースを見ていても、

時間切れとなった後に見える怠慢の結果
が表れていることが多いと感じます。
 
そこには、責任の維持のために存在するということが見えていないのだろうと感じます。
 
 
人生や商売にも共通するとおもいますが、心と時間と地域という一番大事なもの、
 

これは人生設計やマーケティングというよりも、
 

当たり前の事を実感として分かっているかどうか
ということだと思います。
 
 
 
 
 
 
追伸:
ゼロサムゲームではありませんが、人生、結婚、商売等もギャンブルだといわれることがあります。
海千山千の現役の企業の社長が投資も上手であるかといえば、私の経験上では当てはまりません。逆に百戦錬磨の投資のプロは、人生も華やかで豊なものかといえば、そうともいえません。
 
これは、商売とギャンブルを比較すると分かりますが、足し算と掛け算の違いだと理解しています。ホリエモンは最後にゼロ掛けちゃいました。そもそも足し算でやらないと。
これも日本の企業選びのコツのひとつですね。
 
(自分のため、お金の自由度等のために、子供はいらないという割り算はいかがなものかと。私の増え気味な体重は引き算の方向で考えています。)
 
 
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(今のところ)直接金融業
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我が拳は邪拳ゆえ種明かしは一回きりよ
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