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Cloud(クラウド)のきまぐれ日記
Cloud クラウドのブログ。日々の雑感・・・・・・・人,仕事,時事,金融,家族,ギャンブル,喜怒哀楽その他諸々。
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株式等の相場って最終的には損をする?
 
一般投資家にとって相場は確率論です。上がるか、下がるか、
動かないか、の3つ。そして資金配分と心理的要素。
各論については機会があれば書こうと思いますが、
まずはかなり大雑把な話をさせて頂きたいと思います。
 
100億円規模の市場があるとします。
つまり、100億円の参加資金の奪い合いがスタートします。
 
勝ち負けが半々というのはまれです。
ほとんどの場合、勝ち1割、負け9割という具合に偏ります。
1割の勝った人が100億円を分配します。
投資金の数倍から数十倍になるでしょう。
つまり1割の人たちが負けた9割の人たちの資金を分け合うのです。
 
次に、勝ち8割、負け2割の場合。
8割の勝った人たちが、負けた2割の人たちの資金を分け合います。
 
ヘッジファンドなんかは、個人と比較できないような資金を動かします。
上記の勝ち1割の人たちの多くがこのような連中です。
 
もちろん個人投資家が機関投資家たちに勝つ場合もありますが、
多くは8割の勝った人たちの例に入ることが多いように思います。
 
それはそれで構わないのですが、問題はインサイダーが確実に
法に触れないように行われていることです。
単純な相場を張ることなんてないのがこの連中です。
着実に別のアプローチから儲かる仕組みづくりが行われてきました。
 
 


東谷暁さんというフリージャーナリストがいます。本に書かれていた
彼の言葉が分かりやすいので引用させていただきます。
(「金融占領」の一部より)
 
アメリカを中心に生まれた「証券化」された経済は、「経済の民主化」
として称賛されることがある。ライブドアの株式を買ったトレーダーに
代表されるように、誰でもが証券の値段という基準だけで評価を決め、
誰でもが少額の投資金で参加できるからである。
しかし、これは本当なのだろうか。たしかに、バブル崩壊以前の日本の
金融システムは多くの規制があって、株式投資が国民のものとなったと
言われても、実際に売買する人間は限られていた。
 
日本の金融システムは、プロの世界はリスクが高くリターンも高い金融を
認めるが、一般のアマに対してはリスクが低い代わりにリターンも低い
ものだった。こうしたプロとアマの世界を規制で分けるかつての日本金融のシステムには煮えきらないところがあり、アンフェアなものに見える。
それに対して、アメリカが発達させたシステムは、プロもアマも同じ土俵で
勝負しているから実にわかりやすく、フェアなものに見えてしまう。
しかし、実はこれもある種の錯覚なのだ。証券化された資本市場は一見、
確率が支配する世界であるように見える。もちろん金融工学の理論では
その通りだろう。金融工学は「誰も市場を出し抜くことはできない」ことを
繰り返し指摘してきた。しかし、現実はそうではない。
インサイダー情報を使うことができる人間たちがいるからである。
そして、インサイダー情報とは、資本市場を形成している側、資本市場を
管理している側に圧倒的に偏在している。
 
1980年代以降、シリコンバレーは投資銀行と投資ファンドの支配するところとなり、まだ未成熟な新興企業を無理やり上場させてキャピタルゲインを獲得し、上場させた実体のない企業にM&Aを展開させて手数料と成功報酬を稼ぐ仕組みが成立した。これを「シリコンバレー精神」と呼んで、シリコンバレーの仕組みとは「仮の成功」でも資金が得られる素晴らしいものであるかのように称賛するコンサルタントもいる。しかし、現実は「仮の成功」が「失敗」に転じたとき所有する株式が紙切れになるのは膨大な数に膨らんだ一般投資家たちであり、「成功」に転じたときに利益の大半を山分けするのはインサイダーたち、すなわち実体のない企業、投資銀行、ファンド、コンサルタント、法律事務所、会計事務所なのである。
(了)
 
 
 


では、今の日本はどうでしょうか。翻弄されていると思うのは私だけではない
でしょう。では、今後どうするかという議論が少ないのが一番の問題であると思うのです。知識人はどうしようもないと諦めているのだろうか。
まだ、終わっていないのに、いつものように結論づけるのでしょうか。
どうなるかも大事ですがどうするかというのが現実的な問題です。
 

PS:例えば、映画を観に行く。
私たちが本当に観たいのは、ハッピーエンドに終わったその後の主人公
たちの生活なのです。現実(リアル)はそこにあります。

諦めたらそこで終わってしまうのが現実です。
だから、自分のできることを今日頑張ることから始めます。
 
今日は書いているうちに、お題からそれすぎましたな・・・。反省。
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職業:
(今のところ)直接金融業
自己紹介:
我が拳は我流  我流は無型
無型ゆえに誰にも読めぬ
我が拳は邪拳ゆえ種明かしは一回きりよ
私の心持ちの一部です。

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