再度、チベット騒乱と中国（北京）のオリンピック 2008/04/03 (Thu)

次の記事について書こうと思っていたのですが、忙しくてうっかり忘れて雑感ばかり書いていました。時期を逸した感じがありありですが、昨日晩酌しているときに思い出したので、最初に少しだけ触れます。

 

 

肝硬変の特効薬にめど　「ＲＮＡ干渉」ラットで成功　札幌医大

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080331/acd0803310208000-n1.htm

肝臓の細胞が線維化し治療が困難とされる肝硬変を、線維化を起こすタンパク質コラーゲンの生成を抑える薬を投与することで健康な状態に戻す実験に、札幌医大の新津洋司郎教授（臨床腫瘍（しゅよう）学）らのグループがラットで成功した。３１日付の米科学誌ネイチャーバイオテクノロジー（電子版）に発表した。

（中略）

肝硬変は肝炎の慢性化などによりコラーゲンが過剰に分泌されて起きる。肝がんにも進行、日本では年に４万数千人が肝硬変と肝がんで死亡している。

 

肝硬変のラットを使った実験では、薬を投与しなかった６０匹が約４０日で全滅したのに対し、薬を毎週注射した１２匹は生き続け、約５週間で肝臓が正常な状態に回復、副作用もなかった。

 

肝臓内ではコラーゲンを溶かす物質も分泌されているため、蓄積したコラーゲンは徐々に取り除かれ、正常な肝細胞が回復したという。

 

 

これは酒飲みには朗報ですね。是非研究を進めて頂きたいと思います。いい仕事していますね。（ラットの代わりに福田さんを使ってもいいのではないでしょうか？）

 

 

＜福田首相＞映画「靖国」上映中止、「誠に遺憾」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080402-00000155-mai-pol

北京五輪開会式への対応は「中国が努力している最中に、参加するとかしないとか言うべきではない」

 

中国が何を努力しているんだか・・・。

 


努力とは虐殺やその隠蔽、または事実の捏造でしょうか。実際にチベットの僧が大量に武器を隠し持っていたという阿呆な中国の発表がありましたが、チベット騒乱が長期化しているにも関わらず、一回たりともその武器を使った形跡がないわけですが？何のために隠し持っていたのでしょう。

 

 

これに対し、皇族の中国五輪開会式の不参加は賛成いたします。絶対にそうして欲しかったですね。

 

 

これで個人的には胡錦濤が来日する意味がほぼ失われたと思います。

 

 

というか、来ないで頂きたい。

 

 

【中国】進むビザ取得厳格化、マルチ発給停止に

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080401-00000001-nna-int

上記のように、中国は中国で日本のビザの発給を停止するという話もありますが、もう中国に進出している日本企業も考えないといけない時期に差し掛かっていると思いますし、中国の身勝手な思考により不利益を被る可能性が高くなります。

 

 

大袈裟にいうと人質を取られるのも同然です。「日本の感覚＝中共の感覚」ではありません。要は言葉が通じない場合が多いのです。

 

 

退却の戦が一番難しいということは承知していますが、決断が遅れると被害が拡大します。商売でも適当に付き合う程度の距離感を持った方が賢明だとおもいますね。

 

 

もちろん当たり前のことですが、中国人、中国企業の全てが悪いとはいいません。以前から書いていますが、中国との付き合い方にしても「日経平均ではなく個別銘柄で勝負」という感覚も持っています。注視していきたいと思います。

 

 

しかし、中国五輪の支持を表明した北朝鮮、ロシア、そして日本の国会議員の面々を見ると気色悪いですね。もちろん朝日新聞も。

 

チベット―福田首相はもっと語れ（朝日新聞：社説　4/3付）

http://www.asahi.com/paper/editorial20080403.html#syasetu1

中国が国際社会から非難され、信頼を失うのは、隣国の日本にとって見過ごすことのできないことである。

 

さすがの朝日も中国を非難しているように見えますが、締めの言葉がこれでは・・・・・全くもって浅はか過ぎです。

 

 

エロ拓も超党派の訪朝団を結成と難儀なことをしゃべりだしていますが、本人は「タイミングよく表舞台に出てきた」という思いなのでしょうが、「サーチライトを当てられた盗人」に見えるのは私だけでしょうか。

 

 

気概もなく、足を引っ張り合い、自己保身に走る。そして流動化する政治を逆に利用しようと喜ぶ人間とその小汚い欲望。

 

 

「礼節」の「れ」の字もない。全くくだらない。そういった信頼に足らない人間が何を決断しようが何の効果もないのです。

 

 

「上司から信頼を、部下から尊敬を」

 

 

そんな雰囲気が全く伝わってこないのです。

 

 

気概を持って、中国等と渡り合う政治家がいなくなることも心配ですわ。

 

 

 

 

 

 

 

ＰＳ：私がチベット騒乱で気になっているのは、こちらです。（過去の日記）

 

 

チベット問題についての雑記とメモ

http://cloudkimagure.blog.shinobi.jp/Entry/286/

「ダライ派」・・・

http://sassasa1234.seesaa.net/article/90082431.html

 

「パンチェン・ラマ」とは、チベット仏教最高位の「ダライ・ラマ」に次ぐ第二位の高僧の称号。

 

将来、ダライ・ラマ１４世が亡くなった場合に、誰がダライ・ラマ１５世なのか（転生）を指名するのはパンチェン・ラマ１１世。

 

だからパンチェン・ラマ１１世という存在はチベット国民、チベット仏教にとって超重要なんですね。

 

で、現在、パンチェン・ラマ１１世は、中国共産党が認定した『パンチェン・ラマ１１世』と、ダライ・ラマ１４世が認定した『パンチェン・ラマ１１世』の二人が並立してしまっているわけです。


ダライ・ラマ１４世が認定したほうの『パンチェン・ラマ１１世（ゲンドゥン・チューキ・ニマ少年）は、1995年、認定発表の日から3日後に、家族とともに中国政府に拉致され、現在も行方不明。

  

一方、中国共産党が認定した『パンチェン・ラマ１１世』は、今回のラサのチベット人の行動を非難し、中国共産党を断固支持する声明を発表しました・・・