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世界同時株安からここの所、まだ落ち着きを見せていないのですが、
先日、日興コーディアルの上場維持が発表されました。
すっきりしないものがあった訳ですが、
以下を参考にさせていただきまとめてみました。
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55
竹中氏が銀行への公的資金注入の問題に言及して
「みずほはシティバンクに買ってもらう」と発言した。
これで財界から非難され、当時の山崎拓幹事長や麻生太郎政調会長に難詰された、という事件があった。この時は、結局、みずほが1兆円の増資資金を自力で集め、なんとかシティの配下に入るのを免れたが、
すると今度はUFJを狙う。不良債権を水増し査定し追い込むが、
こちらも東京三菱との合併の道を選び、外資の傘下入りを拒む、
という経緯があった。
日本は間接金融の銀行が企業を生かすか殺すか決める権力握っているといってもいい。
東証に上場してる日本企業7割と取引してるみずほが外資にわたったらどうなるだろうか?
大袈裟に言えば、アメリカにとって目障りな企業を潰すのが自由と言うことになる。
NECでも富士通でも東芝でも日立でも、いつでも潰せる、潰さないまでも不利な状況に追いこめる。
仮想の話だが、逆に日本資本がアメリカの大銀行買った場合を考えてみる。
フォードは業績が良くないから貸し出しを停止して潰そう。
もしくは貸し出し制限して開発費を用意できないようにしよう。
であればトヨタ、ホンダは有利になる。
みずほを外資に渡すと言うことは日本にとって大きな間違った行為といえる。
日興の上場維持については、元々、シティはみずほを買うつもりが、結局は日興コーディアルになってしまったという話で、シティにしてみれば計算違いではあるのだろう。
確かに上場廃止にした方が安く買えるが、日興に3月末の上場基準を満たすディスクロージャーの必要がないことから、何を隠すかわからない訳で、万が一、買った後、シティーが見つけそこなったような過失が見つかれば(その可能性は高い)シティー自身のアメリカでの株主訴訟に耐えられない。(ユーチューブを買収したグーグルにおいては、買収前に訴訟の費用として2000億用意している。ちなみにグーグルは時価総額20兆円企業)
一方、東証に上場を維持しているかぎり、上場基準に達するディスクロージャーは最低限維持されるし、上場株だから、万が一日興が意図的に隠した情報が見つかったとしてもそれは、報告義務を怠った日興の責任、また、完全なるディスクロージャーを上場企業にさせる監視を怠った東証の責任、という逃げ道が残される事になる。
これらの損得を合計すればここで1350円で買おうが(当時のTOBの価格、現在は引き上げている)、2000円(当時のファンドの希望価格)で買おうが大差ない、ということになる。(現在ファンドだけで全体の30%を持っているといわれており、簡単に売り抜けることの出来る数量ではない)
日本の大手金融機関(今回、日興になってしまった)をシティに献上するという手形を落とすことを迫られていたのではないだろうか?
その意を受けた金融庁が、会計上の行き違いをあげつらい、日興をシティの下に追い込んだと考えれば、全体の流れがスッキリ説明が付きやすい。
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無型ゆえに誰にも読めぬ
我が拳は邪拳ゆえ種明かしは一回きりよ
私の心持ちの一部です。