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Cloud(クラウド)のきまぐれ日記
Cloud クラウドのブログ。日々の雑感・・・・・・・人,仕事,時事,金融,家族,ギャンブル,喜怒哀楽その他諸々。
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ストック・オプション訴訟
なんとか踏みとどまった。という感想。
仕事関係にも多少関係があり、この訴訟については、
知ってから2年以上追いかけていました。
 

まず、どういう訴訟だったかを簡単にまとめる。

この訴訟、ストック・オプションの権利行使益が一時所得になるか、税額が倍に近い給与所得になるかが論点であった。
当時、最高裁は給与所得になるとの判決。
それはそれでよかった。しかし、課税庁は今までずっと(ストック・オプションが出来てから)一時所得と言っていたのだ。
しかもそう納税者に指導してきた。
それを突如、給与所得に変えてきたのだ、
しかも納税者に知らせないままに。そこで集団訴訟が起こった。

一時所得というルールを守った納税者が、
ルールを破った課税庁に納得できるはずがなかった。
ルールに従ってプレーしていた人が審判に
一発退場を宣告された訳だ。反則をした人から訴えられて。

耳を疑った。まさかの坂とはこのことだろう。
納税者「(ルールが変わったのを告知されていないが)いいよ、だったら生活苦しいけど払ってやるよ」という人もいるだろう。
課税庁「この際、過去3年間遡って払ろて貰いましょ」追い討ちつきの後づけである。
おまけつきのお菓子、お土産つきの食事の招待でもあるまい。
嫌な至れり尽くせりである。
 
さて、どっちの言い分が正しいのか。
ルールを事前に知らせた後でなければ、新しいルールを適用してはならないというのが税の法律なのに、課税庁は従っても守ってもいない。
しかも過去に遡って課税すると。
それを国は認めるのか。
法の番人が課税庁のズルさを指摘しないで、どこに番人たる存在価値があるのだ。ルールを守っていた納税者が保護されないのは成熟した社会といえるのか。


税収確保の「金銭主義」と「社会倫理」の戦いである。


最高裁の判断が社会倫理より金だというのか。ならば国民の社会倫理の欠如やモラルの低下は当たり前じゃないか。責められない。国民が子供なら国は親ではないのか。
 

親の姿を見て子供は育つ。親の言っていることを聞いて育つのではないと思う。
 
 
結論としては、上記の判決は納税者の勝訴に覆り終わった。ホッとした。今後、杜撰な税務行政が繰り返される可能性を低くし、杜撰な管理がやりにくい様に、提訴した人々が道を作ったのだ。提訴したこと自体が大事なのかもしれない。そこで国は、最後の最後に踏みとどまった。
 
今の世界情勢にも当てはまるかもしれない。
踏ん張って。特に今、軸はブレてはいけない。
 
 
そして、子供たちは親孝行をしよう。
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