Cloud(クラウド)のきまぐれ日記
Cloud クラウドのブログ。日々の雑感・・・・・・・人,仕事,時事,金融,家族,ギャンブル,喜怒哀楽その他諸々。
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春の人事の季節です。私自身にも多少関係がありました。
「鶏口牛後」
ここ1年考え続けてきたことです。
上層部の一部とは言葉が通じない。
上層部の一部とは言葉が通じない。
男がよくよく考えたことについては後悔はない。
一部の上司に義理を果たせば自分の思う道を歩もうと考えています。
言葉が通じないといえばこれ。
「この厄介な国、中国」
という著書もある東京外語大名誉教授 岡田英弘氏。
(報道ステーションで麻生外務大臣が薦めていたというレビューもあった)
(腹が立つ予感がするので読んでいない)
その岡田英弘氏が以前、月刊誌『WEDGE』に寄稿した
「日中親善の幻想を捨て対話より行動で接せよ」より以下引用
中国では、よそ者と言えば、まず言葉がまったく違う。昔から中国では、いろいろな異国の人々が北からやってきたが、みんな耳慣れない言葉をさえずり、いきなり白刃を突きつけて、食事を取り上げ、女を奪って行った。そればかりではない。同じ中国人でも油断はならない。官吏はさらに悪質で、都から来ていつまでも居座って、なんだかんだと理屈をつけては、洗いざらい取り上げる。あとには塵っぱ一つ残らない。中国では、官吏といわず、異国人といわず、村にやってきたよそ者は泥棒と同じ、じゅうぶんな警戒に値する者だ、というのが決まりである。
このことを知れば、中国人でも農民は素朴だろうという思いこみが、どんなに間違っているかがわかるだろう。この、よそ者は悪者だ、少なくとも内心どんな悪意を抱いているかわからない、という、長い歴史でつちかわれた文化は、中国人の夫婦関係にも及んでいる。中国の夫婦喧嘩の壮烈さは日本人にも有名だが、それというのも、女が異姓すなわちよそ者の代表だからなのである。中国では女は結婚した後も姓が変わらない。これは、女の地位が高いからではなく、中国では、女は一生の間、異なった集団の出先であり、ただ子どもを生むために夫と結婚しているだけだからなのである。現代の日本人のように、夫と一緒になりたい、と欲して結婚するのではない。それだから、中国人の夫婦関係は、日本人に比べれば薄情なものである。
だいたい中国人というものには2種類あって、互いにまったく隔絶している。1種類目の中国人は「文字」を知っている人で、他の種類は「文字」を知らない人である。文字を知って、これを自由に使える中国人は、いまなら共産党の幹部や国営企業の経営者であり、人口の数%にすぎない。その他大勢の中国人は、せいぜい自分の名前を漢字で書けるくらいであって、文字を知っているとはいえない。
中国における文字は漢字だけであるが、漢字は、もともと話す言葉が違う人々の間で通用するように設計されたもので、紀元前221年に中国を統一した初代の皇帝、秦の始皇帝のときに発音も統一された。当時からすでに、中国人が話す言葉と直接の関係はなかった。だから漢字はどの時代でも、実際に人々が話す言葉と関係なく使われてきた。中国の漢字は、日本の漢字やカタカナ、ひらがなのように、だれにでも使える文字ではない。ここのところも日本人にはわかっていない。
そればかりではない。中国語には、「本音」に当たる言葉がない。「本音」がないのだから、「建前」という言葉もあるはずがない。これは日本人には絶対理解されないだろうが、中国人が口にする言葉、文字に書く言葉はすべて「建前」であって、「本音」は存在しない。中国では、人間の本心や内面は決して言葉にはならないし、言葉にはしないのである。人間が何を考えているかは、当人だけにしかわからない。言葉は、言葉だけの筋道か通ればいいと考えている。
だから、建前だけの言葉をつらねた歴史の文章は、いかに美しくても、いかに本当らしくても、実は本当のことは書いていない。これで「日本人は歴史の教訓に学ばなければならない」という決まり文句の意味がわかってくる。つまり、当の中国人自身が、書かれた「歴史」には本当のことはないと信じているからである。
このことを知れば、中国人でも農民は素朴だろうという思いこみが、どんなに間違っているかがわかるだろう。この、よそ者は悪者だ、少なくとも内心どんな悪意を抱いているかわからない、という、長い歴史でつちかわれた文化は、中国人の夫婦関係にも及んでいる。中国の夫婦喧嘩の壮烈さは日本人にも有名だが、それというのも、女が異姓すなわちよそ者の代表だからなのである。中国では女は結婚した後も姓が変わらない。これは、女の地位が高いからではなく、中国では、女は一生の間、異なった集団の出先であり、ただ子どもを生むために夫と結婚しているだけだからなのである。現代の日本人のように、夫と一緒になりたい、と欲して結婚するのではない。それだから、中国人の夫婦関係は、日本人に比べれば薄情なものである。
だいたい中国人というものには2種類あって、互いにまったく隔絶している。1種類目の中国人は「文字」を知っている人で、他の種類は「文字」を知らない人である。文字を知って、これを自由に使える中国人は、いまなら共産党の幹部や国営企業の経営者であり、人口の数%にすぎない。その他大勢の中国人は、せいぜい自分の名前を漢字で書けるくらいであって、文字を知っているとはいえない。
中国における文字は漢字だけであるが、漢字は、もともと話す言葉が違う人々の間で通用するように設計されたもので、紀元前221年に中国を統一した初代の皇帝、秦の始皇帝のときに発音も統一された。当時からすでに、中国人が話す言葉と直接の関係はなかった。だから漢字はどの時代でも、実際に人々が話す言葉と関係なく使われてきた。中国の漢字は、日本の漢字やカタカナ、ひらがなのように、だれにでも使える文字ではない。ここのところも日本人にはわかっていない。
そればかりではない。中国語には、「本音」に当たる言葉がない。「本音」がないのだから、「建前」という言葉もあるはずがない。これは日本人には絶対理解されないだろうが、中国人が口にする言葉、文字に書く言葉はすべて「建前」であって、「本音」は存在しない。中国では、人間の本心や内面は決して言葉にはならないし、言葉にはしないのである。人間が何を考えているかは、当人だけにしかわからない。言葉は、言葉だけの筋道か通ればいいと考えている。
だから、建前だけの言葉をつらねた歴史の文章は、いかに美しくても、いかに本当らしくても、実は本当のことは書いていない。これで「日本人は歴史の教訓に学ばなければならない」という決まり文句の意味がわかってくる。つまり、当の中国人自身が、書かれた「歴史」には本当のことはないと信じているからである。
(引用終わり)
国際社会を語るとき、歴史を知るということは非常に大事だと思いますが、風土や文化が違うと感覚的に理解できないことが生じてきます。理解しあえない部分が必ず発生してしまいます。善悪の判断すら共通でなくなる場合もありますから、対処としては難しいものがあると思います。そこで、国益を考えた際に、ではどのようにしたらいいのかということが問題になってきます。私は問題の本質を見極め、その戦略は単純であればあるほど良い。換言すれば、戦の華が一騎駆けならば、戦略の華はわかりやすさ、単純さです。つまり、「後世の日本や日本人に対しても責任を持つ」です。もちろん指導者だけでなく国民もそうです。それが国益の根幹だと思うのです。
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Re:なるほど!!
ありがとうございます。
それぞれの民族の特徴があり、
さらに情報にはバイアスがかかりますから
見極めるのが難しいことも多々ありますね。
ですから、蜻蛉侍さんの活躍に期待します!
それぞれの民族の特徴があり、
さらに情報にはバイアスがかかりますから
見極めるのが難しいことも多々ありますね。
ですから、蜻蛉侍さんの活躍に期待します!
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